勢いで投稿しておかないと、そのままになりそうで、連続投稿です(笑)
さて、どうもブレーキがヘタクソだなぁ、と漠然と感じていた昨今、アボガドさんがブレーキのマスターシリンダーをブレンボの横置きΦ13mmに変えており、非常にいい旨聞いてしまい、ブレーキを集中特訓だ! ではなく、モノに頼ることにしてしまいました(笑)
その後いろいろブレーキマスターに関して調べ、なにやらラジアルポンプタイプが最高だゼ! との情報を入手。どうせ変えるならラジアルじゃね〜の? と、どんどん熱が上がり、モトマスター、マグラなどなどいろいろ調べたり、意見を聞いていたのは、過去のエントリーにてご存知かと勝手に思っていますが、買っちまいましたぜい、ブレンボ!
ストロークが可変可能な新型、RCSというタイプで、2タイプあるうちの、モタードなどのシングルローター用としてリリースされている15mmのほうを入手しました。元来4POTキャリパー用に想定されているようなので、2POTであるWRのノーマルキャリパーとの相性はいかに? という感じでしたが、本日の茂原での印象からすると、自分的には問題ナッシングどころか最高ですな! ディアブロサスと合わせ、自分にとっては強力な武器になりそうであります。さらに、かつてXJR400に付いていたヤマハ純正ブレンボ、通称”ヤマンボ”は所有したことがありましたが、本物のブレンボを手にとるのは初めてで、ウキウキしております。”ブレンボ”……その響きだけで速くなった気がするではないですか(笑)
さてさて、このブレンボ製ラジポン、汎用品なので、WRのノーマルマスターを取り外して、そのままポン付けというわけにはいきません。若干の工夫が必要になります。と、その前に、用意したパーツを見て行きましょうか。ちなみに、パーツ単体の写真はありません。というか撮り忘れました(笑)
・マスターシリンダー ブレンボ・RCS 15×18-20ショートレバータイプ(しつこい?)
・リザーブタンク ブレンボ・15B(一番小さな、ホース取り出し口が斜め45°のタイプ)
・リザーブタンクとマスターをつなぐホース ブレンボ・100mm
・上記ホースのクランプ×2
・リザーブタンクステー Nプロジェクト・フレキシブルプレートM6-60mm
・ステーとタンクの取り付けボルト M6×20mmくらいのボルトとナット
・ミラーホルダー ブレンボ・RCSマスターシリンダー専用ネイキッドバイク用クランプ(逆ネジタイプ)
・ブレーキホース プロト・スウェイジラインWR250X用+50mm(スモークカラー、ステンレスフィティング)
・マスター側バンジョーボルト プロト・ステンレス、M10×P1.00(ブレンボ)
ちなみに、上記で約5万6千円くらいですね。
ひとまず、ハンドガードのことはおいて置いて、取り付けると、先日の投稿の写真のようになります。
●マスターシリンダー取り付け状態
ノーマル
転倒時の傷が生々しい(笑)
ブレンボ
街乗りもするので、ミラーホルダーを装着。ノーマルマスターは、ミラーホルダーがアクセルワイヤーの前側にあるのに対し、ブレンボだとクラッチ側同様、ほぼハンドルバー上に来ます。また、ブリーザーニップルが上におっ立っているため、アクセルワイヤーを写真のように前側にグイ〜ンと出す必要があります。
ミラーホルダーはブレンボをチョイス。その他メーカーからも出ているようですが、それほど値段も安くないので純正を選びました。なにより、ブレンボマークが刻印されているのがうれしいっす!
●リザーブタンクの固定
なるべく低く、かつ転倒時にぶつかりにくいように、ハンドルのちょい手前に設置。ステーはNプロジェクトのプレキシブルプレートのM6サイズの中で一番短いもの。ペンチなどで90°ひねり、90°曲げています。タンクとの固定は、工具箱に転がっていたM6のボルト&ナットで済ませました。
●ブレーキホース
ノーマルホースでも取り付け可能なんじゃないかなぁなどと思いつつも、ステンメッシュを導入。選んだのはプロトのスウェイジライン。WR250X専用品なので、ホース本体の周りに保護用のホースが取り付けてあるのがいいですね。バンジョー取り付け位置がノーマルよりも若干車体の外側になると思ったので、50mm長いタイプにしました。webike上でそれが簡単にオーダーできるのも選んだポイントですね。ちなみに、セットには必要な数の銅ワッシャー、DOT4のブレーキフルード(今回はこれをそのまま使用)、バンジョーボルトなどフィッティングパーツが全て付属。便利です。
●バンジョーボルト
国産車のバンジョーはピッチ1.25らしく、ブレンボは1.00。さらに長さも短いということなので、プロトのスウェイジライン用のブレンボ対応ステンレスを別途購入。ちなみに、バンジョーの手前に写っているのがRCS標準装備のブレーキスイッチ。ブレンボのモタード用ラジポンとしては、16×18もあり、RCSより安価なのですが、ブレーキスイッチが結構高いので、ブレーキスイッチが必要な場合はRCSと総額はほとんど変わらなくなると思います。このブレーキスイッチの配線と、車体側の配線をギボシ端子で接続しました。たぶん配線に極性はないと思います。確認せずに適当に付けたらブレーキランプ付いたので(笑)
●ノーマルマスターからのブレーキスイッチ取り外し
ノーマルのブレーキスイッチは写真のもので、マスターにサクっと挿入されております。本体の脇に爪があるのですが、これをノーマルマスターの下部に開いた下記穴から押すと、スルッと抜けます。結局このスイッチは配線からぶった切ったので、マスターから取り外す必要なかったのですが(笑)
以上がマスター本体に関しての細部になります。ご覧のように、ノーマルよりもラジポンのほうが前後長が長く、このままではハンドガードと干渉してしまいます。僕が使っているのはZETAのアーマーハンドガードなのですが、ZETAでは、こんな状況を想定してか、ロングタイプのマウンティングアダプターも用意しております。しか〜し、4000円前後と以外にお高い。そこで、YZF-R1の純正セミラジアルを取り付けたXRのブログを参考に、カラーを挟むことにしました。用意したのは以下
・M8×60mmのボルト
・POSH・ユニバーサルカラー M8 t=10、t=30
以上で以下のように取り付けました。
以上なら1000円前後で揃うと思います。30mmではぎりぎりで、10mmも追加しておきました。クリアランス具合は下記。ちょっと力技で強引に取り付けた感じですが、取り付け剛性も特に問題ないように思えます。
ということで、以下が全体の完成像です。
まぁ、汎用品だけに様々な取り付け方があると思いますが、ちょっと参考になってくれるといいですね。
ブレーキのエア抜きなどは割愛です。より信頼のおける雑誌やサイトでご覧ください(笑)
ちなみに、ノーマルキャリパーのブリーザーニップルは8mm、ブレンボマスター側は10mmのメガネが適合、
スウェイジラインの取り付けには13mmのスパナが必要になります。